東京ディズニーシーの人気アトラクション、タワー・オブ・テラー。
「乗ってみたいけど、あの落下が怖すぎて楽しめるか心配…」や「何か怖さが和らぐ裏技はないかな？」と感じている方もいるのではないでしょうか。
実は、いくつかの裏技やコツを知るだけで、怖さをぐっと和らげることが可能なのです。
この記事では、タワー・オブ・テラーに挑戦したいけれど怖さが不安な方に向けて、
– 怖さを軽減する乗車中の裏技
– 比較的怖くない座席の選び方
– 背景ストーリーを知って楽しむ方法
上記について、解説しています。
ちょっとした工夫で、今までとは違った楽しみ方ができるかもしれません。
この記事で紹介する方法を試せば、あなたもきっとタワー・オブ・テラーを克服できるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
タワーオブテラーの基本情報とストーリー
タワー・オブ・テラーは、ただ急降下するだけの絶叫マシンではなく、実は綿密に作り込まれたストーリーが魅力のアトラクションなのです。
この物語を知ることで、恐怖心だけでなく、アトラクションの世界観をより深く味わうことができるでしょう。
「怖い」という気持ちばかりが先行してしまうと、アトラクションの細かな演出や装飾を楽しむ余裕がなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、このアトラクションの背景にある物語を理解することで、恐怖体験はスリル満点の物語体験へと変わるかもしれません。
エレベーターが落下する恐怖の理由を知れば、見えてくる景色も違ったものになるはずです。
具体的には、舞台は1912年のニューヨーク。
1899年の大晦日に謎の失踪を遂げた大富豪、ハリソン・ハイタワー三世が所有していた「ホテルハイタワー」の見学ツアーに参加するという設定です。
彼の失踪には、アフリカの秘境から持ち帰った呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」が深く関わっていました。
この呪いの偶像が引き起こす超常現象を、あなたも体験することになるのです。
アトラクションの概要と楽しみ方
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにそびえ立つ、不気味な雰囲気を放つ「ホテルハイタワー」。
ここが、フリーフォールタイプのアトラクション「タワー・オブ・テラー」の舞台です。
物語は1912年のニューヨークで、ゲストは謎の失踪を遂げた大富豪ハイタワー三世のコレクションを見学するツアーに参加します。
しかし、呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」が引き起こす超常現象に巻き込まれ、業務用エレベーターは予測不能な動きで急上昇と急降下を繰り返すのです。
ただ怖いだけでなく、最上階の窓から一瞬だけ見えるパークの絶景や、落下中に撮られる記念写真も楽しみの一つ。
アトラクションに乗る前のプレショーから始まるミステリアスな物語を理解すると、恐怖はより深い没入感へと変わっていくでしょう。
ぜひ世界観ごと味わってみてください。
シリキ・ウトゥンドゥとハイタワーの物語
タワーオブテラーの背景には、ホテルのオーナーである大富豪ハリソン・ハイタワー三世の悲劇的な物語が存在します。
彼は世界中を旅する探検家兼収集家でしたが、アフリカのコンゴ川流域で呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」を略奪同然に手に入れてしまいました。
運命の1899年12月31日、ホテルハイタワーで開かれた記者会見で、彼は偶像がもたらす呪いの警告を鼻で笑い飛ばすのです。
しかしその夜、最上階の自室へ向かうエレベーターの中で、シリキ・ウトゥンドゥの呪いが発動することに。
ハイタワー三世はエレベーターと共に緑の閃光に包まれ、謎の失踪を遂げたのでした。
私たちが体験するのは、ニューヨーク市保存協会が主催する見学ツアーで、彼の身に起きた不可解な事件の真相を探るという設定になっています。
タワーオブテラーの乗り方と安全のポイント
タワー・オブ・テラーを最大限に楽しむためには、正しい乗り方と安全のポイントを事前に知っておくことが非常に重要です。
絶叫系アトラクションが苦手な方でも、実はちょっとしたコツで恐怖心を大きく和らげることが可能でしょう。
このアトラクションの安全装置は、一般的な肩からかけるタイプではなく、腰と膝を固定する安全バーです。
この特徴を理解し、体をしっかりとシートに預けることで、格段に安心感が増します。
怖さの大きな原因は、あの体がフワッと浮き上がる独特の浮遊感にあるのではないでしょうか。
この感覚が苦手で、乗るのをためらってしまう方もいるかもしれません。
しかし、意識して正しい姿勢を保つことで、この浮遊感を最小限に抑え、体にかかる負担を軽減できるのです。
恐怖を乗り越え、最高の体験をするための準備をしましょう。
具体的には、エレベーターのシートに座ったら、まず深く腰掛け、背中を背もたれにぴったりとつけることが基本です。
そして安全バーは、お腹ではなく太ももの付け根あたりでしっかりと固定してください。
落下する瞬間は、前の手すりを強く握り、足は床にしっかりつけて踏ん張るように意識するのがポイント。
この姿勢を保つことで体がシートに密着し、不意な浮き上がりを防いでくれます。
乗車時の注意点と制限
タワー・オブ・テラーを安全に体験するためには、いくつかの利用制限を守る必要があります。
まず、身長が102cmに満たない方や3歳未満のお子様は、安全上の理由から乗車することができませんのでご注意ください。
また、ご自身の健康状態も大切なポイントになります。
高血圧や心臓、脊椎、首に疾患をお持ちの方、乗り物に酔いやすい方、妊娠中の方などは利用を控えるよう公式に案内されています。
エレベーターに乗り込んだら、シートベルトをしっかりと締め、安全バーを膝の近くまで確実に下ろしましょう。
このバーが、体が浮き上がる感覚を支える重要な役割を担います。
帽子やカメラといった手荷物は足元に置き、激しい動きで飛ばされないようにしてください。
もちろん、恐怖の瞬間を記録したくても、アトラクション内での撮影は禁止です。
これらのルールは、急上昇と急降下を伴うスリリングな体験を、誰もが安心して楽しめるように設けられています。
怖くない座席の選び方
タワー・オブ・テラーの恐怖を和らげるには、座席選びが非常に重要なポイントになります。
最も怖くないとされるのは、3列ある座席のうち「後列の中央」あたりでしょう。
エレベーターはA、B、Cの3基ありますが、いずれも後方がおすすめ。
最前列は視界が大きく開け、急降下する景色が直接見えるため恐怖心が増幅されがちです。
一方、後列は前の乗客で視界が少し遮られるため、落下する感覚が心理的に和らぐといわれています。
特に中央の席は、左右の揺れを感じにくく体が安定しやすいメリットも。
逆に最も怖いのは、浮遊感をダイレクトに味わえる最前列の両端かもしれません。
座席は自由に選べませんが、案内された際にキャストへ「怖がりなので、できれば後ろの列の真ん中あたりがいいです」と希望を伝えてみましょう。
確約はできませんが、空いていれば配慮してくれる可能性があります。
また、乗車したらシートベルトを腰骨の位置でしっかりと締めることも、浮遊感を軽減させる裏技の一つなのでぜひ試してください。
落下の仕組みと恐怖を和らげる方法
タワーオブテラーの落下は、単なる自由落下ではありません。
ワイヤーによって強制的に下へ引きずり下ろされることで、自由落下以上のスピードとスリルを生み出しているのです。
しかし、この仕組みを理解し、正しい姿勢を意識するだけで、あの独特の浮遊感を和らげ、恐怖心をぐっと抑えることが可能になります。
なぜなら、恐怖の正体である「ヒュン」とお腹が浮き上がるような感覚は、体がシートから浮き上がってしまうことで強く感じられるからです。
つまり、急降下するエレベーターの中で、あなたの体がシートにしっかりと密着していれば、不快な浮遊感は大幅に軽減されるというわけでした。
恐怖を克服する鍵は、体をいかに固定するかにかかっています。
具体的には、落下する直前に息を吸い込み、お腹にぐっと力を入れて背中をシートに押し付けるように意識してみてください。
さらに、安全バーを上から握りしめるだけでなく、足でしっかりと床を踏ん張ることも非常に効果的です。
こうした少しの工夫で体が座席に固定され、浮遊感を最小限に抑えながら、タワーオブテラーのスリルを安全に楽しめるようになるでしょう。
落下の仕組みとコースの違い
タワーオブテラーの落下は、単なる自由落下ではないことをご存知でしょうか。
エレベーターは強力なモーターによって制御されており、重力以上の力で強制的に下へ引きずり降ろされる仕組みになっているのです。
そして、このスリリングな落下体験には、実は複数のコースが存在します。
通常運営時でも数種類の落下パターンがランダムで設定されていて、乗るたびに落下回数やタイミング、頂上で窓の外が見える時間の長さなどが微妙に変化する仕組み。
そのため、何度体験しても新鮮な恐怖と驚きを味わえるでしょう。
過去には期間限定で落下回数が増える特別バージョン「Level 13」や、さらに演出が加わった「Level 13 “Shadow of Shiriki”」も登場しました。
どのコースになるかは乗るまでわからない、このランダム性こそがタワーオブテラーの奥深い魅力の一つなのです。
初心者でも楽しめる3つのポイント
タワー・オブ・テラーが苦手な方でも、少しの工夫で楽しさが格段にアップします。
初心者でも試せる3つのポイントを紹介しましょう。
まず一つ目は、落下時の浮遊感を和らげる姿勢。
エレベーターが上昇を始めたら、腹筋に少し力を入れてみてください。
体が浮き上がる独特の感覚を軽減させることが可能です。
また、安全バーをしっかり握り、背中をシートに密着させると身体が安定し、安心感が生まれるでしょう。
二つ目のコツは、勇気を出して目を開けること。
最上階の窓から一望できる東京ディズニーシー・プラザやプロメテウス火山の景色は圧巻の一言に尽きます。
特に夜景は幻想的で、落下中にその絶景へ意識を向ければ、恐怖心よりも感動が勝るかもしれません。
最後のポイントは、アトラクションの物語に深く入り込むこと。
ゲストはハイタワー三世に起きた謎を追体験する探検家なのです。
シリキ・ウトゥンドゥの呪いというストーリーを意識すると、恐怖がスリル満点の冒険へと変わっていくはず。
タワーオブテラーのトリビアと裏話
タワーオブテラーは、ただ落下するスリルを味わうだけでなく、その背景に隠された数々のトリビアや裏話を知ることで楽しみ方が何倍にも広がるアトラクションです。
恐怖心から敬遠していた方も、物語の深さを知れば、きっと新たな魅力に気づくでしょう。
なぜなら、アトラクション全体が、オーナーである大富豪ハイタワー三世の失踪事件を追体験するという、一つの壮大な物語で構成されているからです。
彼の人物像や呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」の秘密を知ることで、待ち時間の調度品やライド中の演出の意味が繋がり、恐怖が知的好奇心へと変わっていくかもしれません。
具体的には、ホテルロビーに飾られたタペストリーにはハイタワー三世の傲慢な姿が描かれており、彼の悲劇的な末路を暗示しています。
また、彼が世界中から略奪してきたコレクションの中には、秘密結社「S.E.A.」の紋章が隠されているなど、ディズニーシー全体の世界観と繋がる発見もあるのです。
こうした細かな演出に気づけると、アトラクション体験はより一層深みを増すことでしょう。
ハイタワー三世の秘密と逸話
ホテルハイタワーの主、ハリソン・ハイタワー三世は、探検家・冒険家学会「S.E.A.」の創設メンバーとしても知られる著名な探検家でした。
彼は世界中を旅しては貴重な文化財を収集しており、その傲慢な性格はホテル内に飾られた数々の肖像画からも見て取れるでしょう。
彼の収集方法はかなり強引で、アトラクションの元凶である呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」も、アフリカのコンゴ川流域に住む部族から半ば奪い取るようにして手に入れたと言われています。
彼は偶像にかけられた呪いを全く信じず、記者会見ではタバコの火を偶像に押し付けるという冒涜的な行為まで行ったのです。
そして運命の1899年12月31日、パーティーの最中にシリキ・ウトゥンドゥと共にエレベーターへ乗り込んだ後、彼は忽然と姿を消してしまいました。
彼の飽くなき探求心と傲慢さが、自らを破滅へと導いたのかもしれません。
不思議な設計と隠されたアイテム
ホテルハイタワーの館内には、創設者ハイタワー三世のこだわりが随所に隠されています。
実はこの建物、外観が完全な左右対称ではないことをご存知でしょうか。
これは彼の気まぐれな性格を建築様式で表現しているという説があるのです。
また、アトラクションの待機列（Qライン）には、たくさんの「隠れミッキー」が存在します。
例えば、ロビーにある大きな肖像画の近くや、書斎の壁画に描かれた模様の中にも見つけられるでしょう。
さらに、彼が世界中から集めたコレクションの中には、他のディズニーアトラクションにまつわる品々が紛れ込んでいることも。
例えば、東京ディズニーシーの別のアトラクションで見たことがあるような偶像が飾られているかもしれません。
こうした細かな演出は、アトラクションの背景をより深く楽しむための裏技的な楽しみ方といえます。
次回訪れる際は、ぜひ壁の模様や調度品の一つひとつに注目して、隠されたアイテムを探してみてください。
タワーオブテラーに関するよくある質問
タワー・オブ・テラーに乗る前は、怖さの他にも身長制限や写真のことなど、さまざまな疑問が浮かぶものでしょう。
特に初めて挑戦する方や、絶叫系アトラクションが少し苦手な方にとっては、事前に知っておきたい情報がたくさんあるはずです。
ここでは、そうした多くの方が抱く共通の質問に、わかりやすくお答えしていきます。
なぜなら、事前に疑問点を解消しておくことで、心からアトラクションを満喫できるからです。
せっかくのパーク体験ですから、不安な気持ちを少しでも減らして、最高の思い出を作りたいと考えるのは当然のことでしょう。
一緒に乗る友人や家族と安心して楽しむためにも、よくある質問とその答えをここで確認しておくことをおすすめします。
具体的には、「身長制限の102cmはクリアしているけど、子どもは怖がらない？」「落下中に撮影される写真のタイミングはいつなの？」「手荷物はどこに置けば安全？」といった実用的な質問がよく寄せられます。
さらに、「呪いの偶像『シリキ・ウトゥンドゥ』はどこで見られるの？」といった、アトラクションのストーリーに関する深い質問を持つ方も少なくありません。
怖くない方法はあるの？
タワー・オブ・テラーの恐怖を和らげる方法は、いくつか存在します。
最も効果が期待できる裏技は、座席の選択でしょう。
後方の列、特に中央の席は落下時の浮遊感が比較的少ないと言われており、初心者の方におすすめ。
逆に最前列はスリル満点なので、避けるのが賢明です。
乗車中は背中をシートに密着させ、落下に合わせて「うわー！」と声を出しながら息を吐くと、体の緊張が和らぎます。
安全バーをしっかり握ることも安心感につながるはず。
目を閉じてしまうと、次に何が起きるか分からず余計に怖くなる場合もあるため、視線は一点に集中させましょう。
シリキ・ウトゥンドゥの呪いというストーリーに没入し、恐怖から意識をそらすのも一つのテクニック。
これらのポイントを試すことで、絶叫が苦手な方でも少し違った楽しみ方が見つかるかもしれません。
シリキ・ウトゥンドゥの正体は？
タワー・オブ・テラーの恐怖を司る呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」の正体は、多くの謎に包まれています。
この不気味な偶像は、アフリカのコンゴ川流域に住むムトゥンドゥ族が、部族を守るために作ったものだと伝えられているのです。
その名前にはスワヒリ語で「災いを信じよ」という意味が込められており、敬意を払わない者には恐ろしい呪いをもたらす力を持っていました。
ホテルのオーナー、ハリソン・ハイタワー三世は、このシリキ・ウトゥンドゥを現地から強引に持ち帰ってしまったのです。
そして運命の1899年12月31日、彼は記者会見で偶像をあざ笑った直後、乗っていたエレベーターと共に忽然と姿を消しました。
シリキ・ウトゥンドゥは単なる人形ではなく、超自然的な現象を引き起こす媒体なのかもしれません。
その緑色に光る目は、今もホテル・ハイタワーで新たな挑戦者を待ち構えています。
まとめ：もう怖くない！タワーオブテラーを楽しむ裏技
今回は、タワーオブテラーが怖くて今まで乗れなかった方に向け、- 怖さを和らげるための裏技- 初心者でも安心して楽しめる具体的な方法- 乗車前に知っておきたい心構え上記について、解説してきました。
この記事で紹介したように、ほんの少しのコツや裏技を知るだけで、タワーオブテラーの恐怖は大きく和らぐでしょう。
なぜなら、怖さの正体や仕組みを事前に理解することで、心の準備がしっかりとできるからです。
「乗ってみたいけど、どうしても足がすくんでしまう」そんな気持ちを抱えていた方もいるかもしれません。
まずは、今回ご紹介した裏技の中から、自分にもできそうだと思ったものを一つ試してみてはいかがでしょう。
小さな一歩が、大きな変化につながるはずです。
今までタワーオブテラーを怖いと感じていたその気持ちは、決して無駄なものではありませんでした。
その慎重な気持ちがあったからこそ、新しい楽しみ方を見つける一歩を踏み出せたのです。
恐怖を乗り越えた先には、きっと今までにない達成感と、スリルの中に隠された本当の楽しさが待っていることでしょう。
頂上から見えるパークの景色も、格別なものに感じられるかもしれません。
次にパークを訪れる機会があれば、ぜひ勇気を出してホテルハイタワーのツアーに参加してみてください。
この記事で得た知識が、きっとあなたの背中を押してくれるはずです。
恐怖を克服し、最高の思い出を作れるよう、筆者も心から応援しています。