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ズボンの裾上げはヘアゴムでできる?縫わずに丈を調整する手順と注意点

木のテーブルに置いたグレーのズボンと、裾上げに使う黒いヘアゴム2本

スニーカーに履き替えたら、ズボンの裾が床につきそう。そんなとき、ヘアゴムで折り返した裾を留めると、一時的に丈を短くできる場合があります。針や糸は使いません。

ただし、ゴムで留めた布は動くとずれることがあります。大人の普段着で、短時間だけ丈を調整したいときの応急策として考えてください。きつさを我慢して使ったり、運動や自転車での移動に使ったりする方法ではありません。

この記事では、準備するもの、折り込みの順番、うまくいかないときの判断を紹介します。写真は準備物のイメージで、実際の着用結果を示したものではありません。

目次

ヘアゴムでズボンを裾上げする準備

使うのは、丈を調整したいズボンと、左右の裾に使うヘアゴム2本です。左右を1本でつなぐのではなく、片脚につき1本ずつ用意します。

ゴムは足を締め付けないものを選ぶ

ここでは布で覆われたヘアゴムを使います。ゴムの太さや直径に、誰にでも合う決まった数値はありません。足首の太さだけでなく、折り込む生地の厚さでも着用感が変わります。

裾を留めた状態できついものは使わないでください。ずれを抑えるために小さいゴムへ替えたり、二重・三重に巻いて締め上げたりするのも避けます。布で覆われていても、締め付けや生地の跡がなくなるわけではありません。

仕上がりは生地と裾幅によって変わる

厚手の生地は折り込むとごわつき、薄く滑りやすい生地は形が崩れる場合があります。裾幅が広いズボンでは、ゴムの周りに生地が集まってギャザーのように見えることも。縫って裾上げしたときと同じシルエットになるとは限りません。

最初から大切な一着で試すより、折り跡が気になりにくい普段着で、無理なく布を収められるか確かめましょう。折り込む余裕がない、布がかさばる、圧迫感がある場合はこの方法を選ばないでください。

裾を折り返し、ゴムを内側へ隠す手順

基本は外側へ折る→ゴムで留める→上の生地を下ろす→ゴムごと内側へ入れるという流れです。以下は、公開されている実施例を参考に整理した手順です。当サイトで着用実験を行ったという意味ではありません。

  1. 裾を外側へ折り返す。
    短くしたい丈を目安に、裾を上へ折ります。折った布の途中にゴムを置けるようにし、仕上げで丈を調整します。
  2. 折り返した部分の途中をヘアゴムで留める。
    片方の裾に1本を使い、生地の外側を一周する位置に通します。足を締め付けて固定しようとせず、きつければこの時点で外してください。
  3. ゴムより上の生地を下へかぶせる。
    折り返した布のうち、ゴムより上に出ている部分を下へ折り返し、ゴムの位置を覆います。一か所だけ引っ張らず、前後の布の偏りを整えます。
  4. ゴムで留めた部分を内側へ折り込む。
    ゴムを布と一緒にズボンの内側へ収め、表から見える裾の形と長さを調整します。もう片方も同様に整え、左右の丈を見比べてください。

折り返す幅やゴムの位置によって、最後に出る丈が変わります。最初の折り目だけで長さを決めきろうとせず、ゴムを隠した状態で確認するのがポイントです。

折り込みの向きを写真で確かめたい場合は、saitaのヘアゴムを使った丈調整の実施例を参照できます。別の留め方を試したHint-Pot編集部の応急裾上げの実施例もあります。いずれも、それぞれの衣服やゴムでの結果です。

ずれる・ゴムが見えるときはどうする?

まず布の偏りを整え、締め付けで解決しない

ゴムが見える場合は、上からかぶせた生地が足りているか、内側へ折り込む部分が一か所に固まっていないかを見ます。いったん外して折り直しても隠れないなら、その裾の長さや形には合っていない可能性があります。

歩くとずれる場合も、強く締めればよいわけではありません。何度整えても落ちてくる、布が引きつれる、足が窮屈になる場合は中止しましょう。

外出前に立つ・歩く・座る動作で確かめる

鏡の前で形が整っていても、動いた後に同じ丈を保てるとは限りません。室内で少し歩いたり座ったりしてから、次の点を確認してください。

  • 裾が床についたり、かかとに踏まれたりしていないか
  • 片側だけ下がって、左右の丈が変わっていないか
  • ゴムが肌に食い込む、きつい、痛いと感じないか
  • 折り込んだ布が足の動きを邪魔していないか

ひとつでも気になる点があれば外してください。外出前に問題がなくても、着用中にずれや違和感が出たら使い続けないことが大切です。

使わない場面と、着用後のお手入れ

ヘアゴムでの調整には「何時間なら大丈夫」という一律の目安はありません。長時間の外出、走る・運動する予定、自転車に乗る予定がある日は、丈の合ったズボンを選ぶか、あらかじめ裾直しをしておきましょう。

スーツなど、裾のラインをきれいに保ちたい場面にも向きません。また、この記事の手順は成人の普段着を想定しています。子どもの通園・通学着や遊び着へ、そのまま当てはめることはおすすめしません。

着用が終わったらゴムを外し、折り込んだ裾を戻します。ゴムを付けたまま収納したり洗濯したりせず、お手入れは衣服の洗濯表示に従ってください。折り跡を整えたい場合も、アイロンやスチームが使えるかを先に確認しましょう。

毎回同じ丈で履くなら、裾直しを選ぶ

ヘアゴムは、その場で丈を調整できるのが利点です。一方、毎回折り直すのが面倒、どうしてもずれる、裾の形を保ちたいという場合は、縫製による裾直しを検討してください。

お店へ依頼するときは、普段合わせる靴を履いた状態で希望の丈を相談すると、仕上がりを伝えやすくなります。料金や納期、元の丈に戻せるかは、素材や仕上げ方によって変わるため、依頼前に確認しましょう。

一時的な留め方を比較したい場合は、裾上げクリップの選び方と注意点も参考にできます。留め具を変えれば必ず解決するわけではないので、布との相性や用途に合うかを見て選んでください。

ヘアゴムで整うかどうかの判断は、見た目だけでは決まりません。締め付けずに留まり、動いても裾を踏まないか。そこが満たせなければ無理をせず、丈の合う服や裾直しへ切り替えましょう。

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