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【増減表の裏ワザ】微分の符号を簡単に見分ける方法

「増減表のプラスマイナスを考えるのが面倒…もっと楽な方法はないのかな」。
「微分の符号を判断するのが苦手で、いつも間違えてしまうんだけど大丈夫かな…」と、不安に感じている方もいるかもしれません。

実は、微分した関数の符号を簡単に見抜く裏ワザが存在するのです。
この方法を知れば、計算ミスを劇的に減らし、問題を解くスピードを格段に向上させられるでしょう。

この記事では、増減表の作成に苦手意識を持っている方に向けて、
– 微分の符号をグラフから一瞬で見分ける裏ワザ
– 裏ワザを活用した増減表の簡単な書き方の手順
– このテクニックを使う際に気をつけるべき注意点
上記について、分かりやすく解説しています。

増減表は数学のテストで頻出ですが、ここで時間を取られてしまうのは非常にもったいないです。
この記事で紹介する裏ワザをマスターすれば、解答時間を大幅に短縮できるはず。
ぜひ参考にしてください。

目次

増減表の基礎知識

増減表とは、関数のグラフがどのように変化するのかを、一目でわかるようにまとめた便利な表です。

微分を使ってグラフの概形を描く際に、関数の値が増加する区間と減少する区間、そして極値(極大値や極小値)を整理するために使われます。

数学が苦手な方にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、グラフの特徴を捉えるための強力なツールなのです。

なぜなら、複雑な3次関数などのグラフも、どこで曲線が上がり、どこで下がるのかを把握できれば、全体の形をイメージしやすくなるからです。

増減表は、微分で得た導関数の符号から、元の関数の値の変化を体系的にまとめる役割を果たします。

この一手間が、グラフの重要な特徴を見逃すことを防ぎ、正確な作図へと繋がるでしょう。

具体的には、導関数 f'(x) の符号がプラスになる区間では、元の関数 f(x) は増加します。

逆に、f'(x) がマイナスの区間では f(x) は減少するのです。

そして、f'(x) = 0 となる点が、グラフの山の頂上(極大値)や谷の底(極小値)の候補となります。

この関係性を一覧にしたものが、まさに増減表というわけです。

増減表とは何か?

増減表とは、関数の値がどの範囲で増えたり減ったりするのか、その変化の様子をまとめた表のことです。

高校数学の数学IIで学ぶ微分法において、関数のグラフを正確に描くための強力なツールとして機能します。

この表を使えば、関数 f(x) を微分して得られる導関数 f'(x) の符号から、元の関数の増減を視覚的に把握できるのです。

具体的には、導関数の値がプラスになる区間では元の関数は増加し、マイナスになる区間では減少します。

そして、導関数が0になる点が、グラフの山の頂上である「極大値」や谷底にあたる「極小値」の候補となる重要なポイントを示してくれるわけですね。

例えば、y = x³ – 6x² + 5 のような3次関数のグラフも、増減表を作成することで、どこでグラフが上がり、どこで下がるのかが一目瞭然になります。

大学入試でも関数の最大値・最小値を求める問題などで頻繁に活用されるため、しっかり理解しておくことが重要でしょう。

この表を使いこなすことが、一見複雑に見える関数の性質を深く理解するための鍵となります。

増減表の要素とその役割

増減表は、主に3つの行から構成されており、それぞれが関数の性質を解き明かすための重要な役割を担っています。

1行目には変数`x`の値を書き、2行目には導関数`f'(x)`の符号を、そして3行目には元の関数`f(x)`の増減と極値を記入するのが一般的でしょう。

特に、2行目の`f'(x)`は増減表の心臓部といえる部分です。

ここの符号がプラス(+)であれば元の関数`f(x)`が増加している状態(↗)を、マイナス(-)であれば減少している状態(↘)を表します。

また、`f'(x)=0`となる`x`の値が、グラフの山の頂上である極大値や、谷の底にあたる極小値の候補となるわけです。

最後の3行目では、`f'(x)`の符号から判明した関数の増減を矢印で視覚的に示し、極大値や極小値の具体的な数値を書き込みます。

この3つの要素が連携することで、複雑な関数のグラフがどのような形になるのかを正確に把握できるようになります。

増減表の書き方とコツ

増減表の作成に、少し苦手意識を持っている方もいるかもしれません。

しかし、実は決まった手順に沿って項目を埋めていくだけで、誰でも簡単かつ正確に増減表を完成させることが可能です。

この書き方のコツさえ掴めば、複雑な3次関数などのグラフも素早く描けるようになるでしょう。

なぜなら、増減表は導関数の符号(y’)と元の関数の増減(y)という、少し複雑な関係性を整理してくれる便利な表だからです。

これらの情報を一つずつバラバラに考えると混乱しがちですが、手順通りに表を埋めることで思考が整理され、符号の判断ミスといったケアレスミスを防ぐ効果があります。

具体的には、まず関数を微分してy’=0となるxの値を求め、表の上段に書き込みましょう。

次に、そのxの値を境にした各区間で、y’の符号がプラスかマイナスかを調べます。

最後に、y’がプラスなら元の関数は増加(↗︎)、マイナスなら減少(↘︎)という関係性に従って矢印を入れ、極値を計算すれば完成という流れです。

基本的な増減表の作成方法

増減表を作成する最初のステップは、与えられた関数 f(x) を微分することから始まります。

例えば、f(x) = x³ – 6x² + 5 という関数で考えてみましょう。

まず、導関数 f'(x) = 3x² – 12x を求めます。

次に重要なのが、f'(x) = 0 となる x の値を見つける作業です。

3x(x – 4) = 0 を解くと、x = 0 と 4 が得られるでしょう。

この値がグラフの増減が変わる可能性のある点となるのです。

ここから、いよいよ増減表の枠組みを準備してください。

表は x, f'(x), f(x) の3段構成で作成します。

x の行には、先ほど求めた 0 と 4 を小さい順に書き入れましょう。

そして、x < 0, 0 < x < 4, x > 4 の各区間で f'(x) の符号を調べ、プラス(+)かマイナス(-)かを記入していくという流れです。

符号が分かれば、元の関数の増減(↗︎や↘︎)が分かり、グラフの概形を描くための強力な手がかりとなります。

極大・極小を見つけるための増減表

関数のグラフが描く山の頂点「極大値」と、谷の底である「極小値」を特定する上で、増減表は非常に強力なツールとなります。

この極大・極小といった極値は、導関数 f'(x) の符号が切り替わる点に現れるのです。

具体的に、増減表で f'(x) の符号がプラスからマイナスに変わる箇所が極大点であり、グラフが上昇から下降へ転じるポイントを示します。

反対に、符号がマイナスからプラスへ変わる点が極小点で、グラフは下降から上昇へと向きを変えることを意味するでしょう。

例えば、関数 f(x) = x³ – 3x² + 1 で考えてみましょう。

導関数は f'(x) = 3x(x – 2) となり、f'(x) = 0 となるのは x = 0, 2 です。

増減表を作成すれば、x = 0 で符号が「+ → -」と変わるため極大値 f(0) = 1 を、x = 2 で「- → +」と変わるため極小値 f(2) = -3 をとることが一目で判断できます。

このように、増減表はグラフの凹凸を正確に把握する上で欠かせません。

増減表の裏ワザ活用法

これまで紹介した増減表の裏ワザを使いこなせば、今まで符号の判定に費やしていた時間を劇的に短縮できます。

特に、3次関数や4次関数など、複雑な関数の増減を調べる際に計算ミスを減らし、解答スピードを向上させることが期待できるでしょう。

試験本番で焦りがちな計算問題を、余裕を持って解き進めるための強力な武器になります。

なぜなら、この裏ワザは導関数f'(x)のグラフの形をイメージすることで、面倒な代入計算を省略できるからです。

通常、増減表を作成する際は、f'(x)=0となる点の前後で具体的な値を代入し、符号の正負を一つずつ確認する必要がありました。

この地道な作業が計算ミスの原因になったり、時間を浪費してしまったりする、という経験を持つ方もいるのではないでしょうか。

例えば、f(x)が3次関数で、その導関数f'(x)が下に凸の2次関数になるケースを考えてみましょう。

f'(x)=0となるxの値が2つある場合、f'(x)のグラフはx軸と2点で交わる放物線を描きます。

そのグラフを頭に思い浮かべるだけで、f'(x)の符号が「プラス→マイナス→プラス」の順に変化することが一瞬でわかるのです。

微分の符号を簡単に判断する方法

増減表で最も時間がかかり、ミスしやすいのが導関数 f'(x) の符号判断でしょう。

f'(x) = 0 となる x の値の前後で、具体的な数値を代入して正負を確かめるのが一般的です。

しかし、この作業は計算が煩雑になることも少なくありません。

そこで役立つ裏ワザが「導関数のグラフをイメージする」方法なのです。

例えば、f'(x) = x² – 4x + 3 = (x-1)(x-3) の場合を考えてみましょう。

これは下に凸の2次関数であり、x=1 と x=3 でx軸と交わる放物線を描きます。

グラフを頭に浮かべれば、x<1 と x>3 の範囲でグラフはx軸より上、つまり f'(x) > 0(プラス)になり、1

このテクニックを使えば、わざわざ x=0 や x=2 のような値を代入する必要がなくなるため、大幅な時間短縮と計算ミスの防止につながるでしょう。

3次関数でも同様に、一番右側の符号は最高次の係数の符号と一致するという性質を利用すると、より簡単に符号を決定できるようになります。

複雑な関数での増減表の応用

分数関数や指数・対数関数が絡むと、増減表の作成は一気に難しくなります。

しかし、ある裏ワザを使えば符号の判断が驚くほど簡単になるのです。

例えば、`f(x) = x * e^(-x)` という関数を考えてみましょう。

これを微分すると `f'(x) = (1-x) * e^(-x)` となりますが、ここからが本番です。

注目すべきは `e^(-x)` の部分で、指数関数の性質上、この値は常に正の値を取ります。

つまり、`f'(x)` 全体の符号を決定づけているのは、残った `(1-x)` の部分だけだとわかるでしょう。

したがって、`y = 1-x` という非常にシンプルな一次関数のグラフを思い浮かべるだけで良いのです。

この直線のグラフは `x=1` を境にyの値がプラスからマイナスに変わるため、`f'(x)` の符号も同様に `x=1` の前後で「+」から「-」へ変化すると、瞬時に判断できます。

増減表を使った練習問題

これまでに学んだ増減表の裏ワザを、実際の練習問題を通して完璧にマスターしていきましょう。

テクニックは、実際に使ってこそ自分のものになります。

特に3次関数や4次関数といった、少し複雑に見える問題でも、符号判定の裏ワザを使えば驚くほど簡単に増減表が書けることを体感してください。

なぜなら、頭で理解するのと、実際に手を動かして解けるのとでは大きな差があるからです。

試験本番の緊張感と限られた時間の中では、迷わずスピーディーに計算を進める力が合否を分けることも少なくありません。

この練習を通して、裏ワザを単なる「知識」から、いつでも引き出せる強力な「武器」へと昇華させることが目的です。

具体的には、関数 f(x) = x³ – 6x² + 9x + 2 の増減を調べる問題を考えてみます。

まずは導関数 f'(x) = 3x² – 12x + 9 を求め、因数分解して f'(x) = 0 となる x の値を見つけましょう。

その後、これまで解説した「グラフの形から符号を判断する裏ワザ」を使い、増減表を完成させてみてください。

この一連の流れを体に染み込ませることで、計算速度と正確性が格段に向上するはずです。

最大値・最小値を求める練習

早速、増減表を使って関数の最大値・最小値を見つける練習をしてみましょう。

具体的な問題として、関数 `f(x) = x³ – 6x² + 5` について、区間 `-1 ≤ x ≤ 4` における最大値と最小値を求めていきます。

最初に、この関数を微分して導関数 `f'(x)` を計算する必要があるのです。

計算すると `f'(x) = 3x² – 12x` となり、これを因数分解すると `3x(x – 4)` となります。

次に、`f'(x) = 0` となる `x` の値を求めると、`x = 0` と `x = 4` が見つかるでしょう。

これらの値と定義域の端点である `x = -1` を使って増減表を作成し、関数の増減を調べます。

増減表から、`x = 0` で極大値 `f(0) = 5` を取ることがわかります。

また、定義域の端の値は `f(-1) = -2`、`f(4) = -27` となります。

これら3つの値を比較すると、この区間での最大値は5、最小値は-27だと結論付けられます。

三角関数のグラフを描く練習

三角関数のグラフ作成も、増減表を活用すれば驚くほど正確に描けるようになります。

例えば、`y = x + 2cos(x)` (0 ≤ x ≤ 2π) のグラフを描く練習をしてみましょう。

まず、この関数を微分すると `y’ = 1 – 2sin(x)` となります。

次に、`y’ = 0` となるxの値を求めると、`sin(x) = 1/2` より `x = π/6`, `5π/6` であることがわかります。

増減表の符号を判断する際、区間内の具体的な値を代入するのは面倒な作業です。

そこで、`sin(x)` のグラフを思い浮かべるのがコツ。

`π/6 < x < 5π/6` の区間では `sin(x)` は `1/2` より大きいため、`y'` の符号はマイナスになります。

逆に、それ以外の区間ではプラスだと簡単に判断できるでしょう。

この結果から、`x = π/6` で極大値、`x = 5π/6` で極小値をとることが分かり、グラフの正確な概形が描けます。

増減表に関するよくある質問

増減表の作り方や裏ワザを学んでも、「この場合はどうするんだろう?」といった細かい疑問が残ってしまうことがありますよね。

実は、多くの人が同じような点で悩んでいるため、心配する必要は全くありません。

この章では、そうした増減表に関するよくある質問とその答えをQ&A形式で分かりやすく解説します。

あなたが抱いている疑問は、他の多くの学習者も共通して持っている可能性が高いからです。

つまずきやすいポイントを知り、それを一つずつ解消していくことが、数学の力を確実に伸ばす近道となるでしょう。

自分では思いつかなかった質問に触れることで、新たな発見があるかもしれません。

例えば、「f'(x)=0となるxの値が見つからないときの増減表はどう書けばいいの?」という質問は非常に多いです。

また、「3次関数や4次関数以外の、例えば分数関数や三角関数の増減表はどう考えればいいですか?」といった、より応用的な疑問もよく寄せられます。

こうした典型的な質問への理解を深めることで、増減表をさらに使いこなせるようになります。

増減表の符号の決め方に関する疑問

増減表の作成で多くの人がつまずくのは、導関数f'(x)の符号をどのように決定するかという点ではないでしょうか。

最も基本的な確認方法は、f'(x)=0となるxの値の前後で、具体的な数値を代入してみるやり方です。

例えば、x=1とx=5が境目であれば、その間のx=3などをf'(x)に代入し、計算結果が正か負かを確認します。

しかし、この方法では計算が少し面倒に感じることもあるでしょう。

そこで役立つのが、f'(x)のグラフをイメージする裏ワザです。

もしf'(x)が2次関数、例えばf'(x)=(x-2)(x-4)のような形であれば、y=(x-2)(x-4)という下に凸の放物線を想像してみてください。

この放物線はx=2とx=4でx軸と交わるため、x<2の範囲ではプラス、24の範囲では再びプラスになることが一目でわかります。

このようにグラフを頭に描くことで、面倒な代入計算をせずとも符号の変化を素早く把握できるようになるのです。

増減表の実践での注意点

増減表を実践で使う際には、いくつかの重要な落とし穴に注意しましょう。

最も見落としがちなのが「定義域」の確認です。

例えば`y=log(x)`という関数では`x>0`が前提となり、この範囲外で増減を考えることは無意味になります。

分数関数で分母が0になる点も同様に注意が必要でしょう。

次に、`f'(x)=0`となるxの値を求める計算ミスは致命傷になりかねません。

ここを間違えると、その後の符号判断がすべて崩れてしまうため、因数分解などは慎重に行ってください。

また、`0≦x≦2π`のように区間が指定されている問題では、両端の`f(0)`と`f(2π)`の値を必ず計算に入れることが重要です。

最大値や最小値が区間の端になるケースは頻出します。

増減表はあくまでグラフの概形を掴む道具であり、漸近線の存在など、表だけでは分からない情報もあることを念頭に置くのが高得点の秘訣となります。

まとめ:もう迷わない!微分の符号を見分ける増減表の裏ワザ

今回は、増減表の作成で微分の符号判定に悩んでいる方に向けて、- 微分した関数の符号を簡単に見つける方法- 増減表を素早く正確に書くための裏ワザ- 関数のグラフが描けるようになる考え方上記について、解説してきました。

微分した関数の符号は、グラフの形をイメージすることで、複雑な計算をしなくても直感的に判断できるのです。

これまで符号を一つひとつ計算して、時間がかかったりミスをしたりして、悔しい思いをした経験がある方もいるでしょう。

この記事で紹介した方法を使えば、その手間を大幅に省くことが可能になります。

まずは、教科書や問題集の簡単な例題で、この裏ワザを試してみましょう。

今まであなたが地道に計算を繰り返してきた努力は、数学的な思考力の確かな土台となっています。

その経験は決して無駄なものではありませんでした。

今回学んだテクニックが加わることで、増減表への苦手意識はきっと克服できるはずです。

これからは、もっと自信を持って問題に取り組めるようになるでしょう。

次に問題を解く際には、ぜひこの方法を思い出して実践してみてください。

あなたの数学学習がよりスムーズに進むことを、筆者は心から応援しています。

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